眠い奴ほどよく眠る
ミステリの感想とイラストを描きます
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予告殺人
![]() | 予告殺人 (クリスティー文庫) (2003/11/11) アガサ・クリスティー 商品詳細を見る |
マープルものの長編。
登場人物が多く、その会話だけでほとんど進んでいく印象。
しかも、そのどれもが肝心の話で、少し息苦しい感じがしました。
複雑な事件の交わり、伏線の置き方、後半の緊張感も良い。
でも個人的にマープルが、長所も短所も特になく、あまり好きになれません。
「ナナシ ノ ゲエム」を買ったんですが、怖くて進められない…。
なんかすごいトロくて、操作性も悪くて、幽霊らしきものだ!ぎゃーってなって逃げて、走るの遅くて、ドア開かなくて、またぎゃーってなって方向転換して逃げようとしたとき、横目にちらっと幽霊らしきものが、さっきより近づいてるのが見えたりして、もうほんと進められない…。
テーマ : 推理小説・ミステリー - ジャンル : 本・雑誌
三幕の殺人
![]() | 三幕の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (2003/10) アガサ クリスティー 商品詳細を見る |
ポアロもの。演劇要素がちりばめられていて面白いです。
ホワイダニットっていうのか、動機がとても奇妙でそこが作品全体のキーになっていて、その真相がミステリとしては面白いですが、犯罪としてはかなりひどい。ひどく推理小説的な。
余計な装飾がない簡潔な文が読みやすく、謎に引きつけられ、一気に読めて、ええー!という…。
再読ではまた違った読み方ができそうです。
近くにあったほぼミステリ専門古書店が閉店してしまって非常に残念です。
でもまあ、これでやっと新刊で欲しい物を買う気になりました。
いや、そもそも読みたい本があるけど、古本屋にないとか表紙がイヤだ、とかの理由で読めてなかったのがアレでした。おかしいんでした。
というわけで買った「三幕の殺人」の表紙。ベタだ〜。
や、内容とは合ってるし、ぜんぜん大丈夫。いちばんひどい表紙よりぜんぜん大丈夫。
![]() | ハードボイルド・エッグ (双葉文庫) (2002/10) 荻原 浩 商品詳細を見る |
表紙がひどい。でも内容はいい。
ユーモア小説なのかミステリなのか…ハードボイルドではないです。
主人公とその仲間たちが魅力的。特に特技もなにもない、勇気や正義感も人並みな普通の人たちが、活躍したりしなかったり。
ほろ苦い現実もありつつ、爽快な読後感。そしてちゃんと笑えます。
主人公がほんとにいい! 表紙はほんとにひどい!
テーマ : 推理小説・ミステリー - ジャンル : 本・雑誌
館島
![]() | 館島 (創元推理文庫) (2008/07) 東川 篤哉 商品詳細を見る |
新本格もののパロディのようなユーモアミステリ。
メインの大がかりなトリックは面白いが、詰めが甘すぎる。
不可能犯罪ものなのに、検証が甘く、まず本当に不可能なのか?とモヤモヤが晴れないまま。
突き詰めてほしいところはスルー、どうでもいいと思えるところで登場人物がこぞってスゴイスゴイと驚く。このズレ含めてのユーモア?
個人的に波長が合わないということかもしれませんが、イライラが募ります…。
動機のひどさも「ユーモアミステリだから」で許される範囲を超えている。
というか、その肝心のユーモアがつらい!
キャラクターの性格やシチュエーションとは関係なく、各々が突然「あ、自分、ギャグを言う順番になったからギャグを言います」みたいな構成。
しかもさむい。本当に…。
こんなの小説じゃないやい。
サウンドノベルゲームでよくある「なにその選択肢? なんで今そんなこと言うの? あと急にその口調なに?」という意味のわからないユニークな選択肢、だけをつないでいったリプレイ小説、といった感じでした。
テーマ : 推理小説・ミステリー - ジャンル : 本・雑誌
ペルソナ4

発売日に買ったファンタシースターZEROを途中で放り出し、
微妙にいまさらなペルソナ4をやってました。
1回バッドエンドになり、とりあえずノーマルクリア!
いやこのゲームおもしろい!
もぐるたびに形の変わる不思議のダンジョン式のメインクエスト、
スキルを継承できるペルソナ合体で自分だけのバトルを作ったり、
ミステリタッチのストーリーはけっこう骨太です。名探偵もいるし。
自由時間は勉強に部活、バイトに遊びに友達付き合い、
近所付き合い、家族サービスに人助け、やれること多すぎ!
その攻略からはずれた要素もがっちり攻略にからんでくるから
どこも手を抜けないという、よっくできたシステムだ〜。
舞台の街の程よい田舎感がまた味わい深い。
古き良きド田舎ではなく、地方都市でもない、絶妙な田舎。我が故郷よ!
決めどこで決まりきらない、わいわいがやがやの青春っぽさもまた良し!
あと段取りが異様にしっかりしてる。
そこはゲームのお約束だろうってとこまで説明つけてから進めるんですな。
そのせいでか非っ常に時間がかかるんですが、
システムも世界観もストーリーもキャラも丁寧に作り込まれていて、
長いの忘れてもう1周したくなるいいゲームです。
コールドゲーム
![]() | コールドゲーム (新潮文庫) (2005/10) 荻原 浩 商品詳細を見る |
キャラクターの魅力とユーモア、文章力で一気に読ませられました。
途中まではかなり面白かったんですが…ありがちにこじんまりとしたオチ。
切れが悪い。「噂」の切れ味が鋭すぎたのかもしれませんが、残念。
青春ミステリというコピーですが、ミステリとしては弱い。
青春部分はリアルで面白い。
元いじめっ子側がワイワイやっていく様子はとても楽しいです。
が、当のいじめ問題はこれでいいんだろうか…。
無理矢理にでも何かしらの答えを示してほしかった。
荻原浩は「噂」で本当に度肝を抜かれたし、「オロロ畑」や「小鳩組」でもオチの鮮やかさが印象的だったので、期待しすぎたのか…。
解説で石田衣良が「クオリティの高いものを継続して発表しつづけることができる作家」というようなことを書いていましたが、この本の解説でこれは、どうも皮肉っぽく聞こえるなぁ。
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